米津玄師Lemonコード進行楽曲分析

今回は私も大ファンの米津玄師さんのニューシングル、「lemon」のコード進行楽曲分析いってみます!
 
今回の曲、米津玄師「Lemon」について
2018.3.14 RELEASE
TBS金曜ドラマ 石原さとみ主演「アンナチュラル」主題歌

  

Aメロ

|G#m F#|E B|

|E B|Ddim D#7|
|G#m F#|E B|
|E B|F# B|
 
|G#m F#|E B|
|E B|Ddim D#7|
|G#m F#|E B|
|E B|D#7 Gm|
 
Bメロ
|C#m7 G#m|F# B|
|C#m7 G#m|E  F# B|
 
サビ
|E B|F# G#m|
|E B|F# D#7|
|E B|D#7  G#m|
|C#m7 G#m|E F#  B|
|C#m7 G#m|E F#  B|
 
一番と二番の間奏
|G#m F#|E B|
|E B|Ddim D#7|
|G#m F#|E B|
|E B|F# B|
 
ブリッジ
|Fm  D♭|E♭ A♭|D♭ A♭|E♭ A♭|
|Fm  D♭|E♭ A♭|D♭ A♭|E♭ A♭|
|Fm  D♭|E♭ A♭|D♭ A♭|E♭ A♭|
|Fm  D♭|E♭ A♭|D♭ A♭|G♭ |
 
 
楽曲アナリーゼ(分析)
KeyはBとG#mを行ったりきたり
平行調を行き来して、明るくも暗くも聴かせるというところが、米津玄師サウンドの大きな特徴。
平行調とは同じ調号を持つ、メジャーキーとマイナーキーのことで、例えるならば1日のなかでの太陽と月のようなもの。同じものの明るい側面と暗い側面という感じ。米津玄師さんはうまく平行調を行き来して、明るい側面も暗い側面も一曲のなかでうまく我々に提示してくれています。これは彼のどの楽曲にも言える特徴ですね。
 
Aメロ
こちらはほとんどがダイアトニックコードなので説明不要かも?
まぁでも一応コードの機能を記述
Bはトニック
F♯はドミナント
Eはサブドミナント
G♯mはトニック
DdimはD♯7のドミナント(セカンダリードミナントA♯7の根音省略形)
D♯7はG♯mのドミナント
 
1ヶ所だけ米津玄師さんのクセと言えるコードの使い方があるので、そこをピックアップします。
それはDdimです。マイナーキーのドミナントの半音下のディミニッシュコードを挟みこんで、マイナーキーのドミナントコードに進むことによって非常に滑らかな転調を実現しています。ここが彼の作る音楽の特徴。
 
Bメロ
上記Aメロのコードに加えて
C♯m7はドミナント
 
今まで使っていなかったコードを使用して場面を切り替えているところがいいですね。
 
サビ
使われているコードはAメロと変わりはないのですが、ここはかなりメジャーとマイナーを行ったり来たりしてダイアトニックコード中心でありながら彩りのあるコード進行に思えます。
どこがそうなのかというと、F♯からD♯7へのコード進行です。ここはドミナントコード同士を繋いで、見事に自然に転調をしています。こういうの大好き。切なさな倍増。メジャーともマイナーとも言い切れないこの感じ。大好き。
しかもサビはただ反復するだけじゃなくて二部構成になっている。Eから始まるところと、C♯m7から始まるところの二部構成。
ここは米津玄師さんの成長を感じますね。素晴らしい。
 
ブリッジ
ここはがっつり転調していますね。
キーBからA♭になっています。
ここを分析すると、一言で言えば平行調の同主調への転調。ここまでは平行調を行ったり来たりして楽曲を展開してましたが、マイナー平行調に行くと思いきや、マイナー平行調の同主長調に転調しています。転調としては割とベタな部類に入るのではないのでしょうか。平行短調の同主調の転調ってかなり気持ちのいい部類というか、サウンドが一気に明るくなりますね。でもここのキーポイントは歌詞にあるような気がします。もう二度と会えない人を想う内容なのですが、暗くなってしまいがちのところで明るい転調を用いて暗い空気は出さないでなおかつ最後のサビに向けての橋渡しが見事になされています。拍手。

 

 大阪市東住吉区の北田辺にて音楽教室を開いています。
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